◇ 鶴田義光 詩-1◇
デジカメボード《パレット》に発表された詩と、その時の写真を収載させて頂きました。
 芝桜1
 
  いつわりの桜
  芝桜
  騙るのは なぜ
  化身は なぜ
  豊潤で、多彩な花弁
  はなつめくさ・・・
   
  偽善は 罪
  偽悪は 罰
 
 私だけに
 あなたの愛の煌めきが 真実が
  玲瓏と射すことを 許そう

   
 芝桜2
   

  芝桜は虫たちの 傘
  地面を覆い
  五月の陽射しを防ぎ
  虫たちに潤いを残す

   
 芝桜は蝶たちの 絨毯
  一面 花 花 花   

  季節を讃えて舞う蝶が
  随時に羽根を休めます
   
 芝桜を訪れた 二人

  手を繋ぎ たたずむ
  血のぬくもりが通い
  目眩く世界に
 
  信頼を 深める
  愛を 確認する
  

 小鳥と共に


 少年が小鳥に餌を与えます
 
 小鳥は 嬉しそうに啄みます
   
 少年は 愉しげに歓声を挙げます
 女性は 満ち足りて微笑します
 男性は 無口で頷いています
 
 この風景は私のお気に入り
 愛が 漂います

 夢の鳥


 少女の頃の夢は
 鳥のようになりたい・・・


 あどけないみぶり
 こころよいさえずり 
 俊敏な飛翔
 
 大空の中の、生・・・
 星は 父
 太陽は 母
 風は 仲間
 雨は 友
 花は 恋人

 私は 鳥たちの女神
 美貌で 挑発的
 自然を 愛し
 愛を永遠に いとおしむ
 夢の鳥 です
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